当社DX推進始動
こんにちは、DX推進室です。
今回は当社のDXの推進状況について紹介します。
■まずは、当社のDX推進室の成り立ちについてお話します。
当社は3年ごとに中期計画を策定しています。
現在の中期計画2024において、
「社会動向的にも、テレワークやオンライン・コミュニケーションの普及・定着など、ポストコロナ時代の新しい生活様式に対応した業務遂行形態や、デジタルトランスフォーメーション(DX)による業務構造の変革などに対して、迅速・適正に対処していく必要がある。」
と掲げていることから、今年の1月にDX推進室が設置されました。
ですので、当社の“DX”は、まだまだ生まれたてなのです…。
■では、そもそもDXってなに?何から手を付けるの?
難しいですね。
まず、Wikiによれば、初めに提唱したのは2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。」
と定義したそうです。
日本では、経済産業省が2019 年 7 月に取りまとめた「DX 推進指標とそのガイダンス」で、DX の定義について、
「「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立する」こととしている。企業が競争上の優位性を確立するには、常に変化する顧客・社会の課題をとらえ、「素早く」変革「し続ける」能力を身に付けることが重要である。」
と言っています。
わかるような、わからないような。何から手をつけてよいかわかりませんよね。
いまでも迷っています。
それでも、まずは、
①当社のDXを定義しよう!
②それと並行して、世の中のDXと言われる業務効率や自動化を試行することにしました。
【当社DXの定義策定に向けて】
当社は「国際交流」「語学教育」「研究推進」「人材育成」「情報化支援」など、さまざまな事業によって成り立っています。これら、構成する社員はDXに前向きで既に知識を持っている社員やDXは聞いたことがあるけどよくわからない。ほぼDXを知らない。といった状況だと思い、全社員にある一定程度の共通理解が必要だと考えました。
そこで、外部講師を迎えて「DXリテラシーの基礎」の研修をしています。研修を中で、DXに関する意識調査をしていまが、その受講者の中から、DXに対して前向きな意見を持っているメンバーを集め、その中で、さらなる理解を深めながら「当社DXの定義」を策定する予定です。
やらされる感をもっている人たちで議論しても、よいものができないことは明らかですよね。そこで、やる気がある人達でお互いに意見を持ち寄ってこと進めようと考えています。
当社の特性をもった定義ができることを期待していますが、どのようなものになるかは予想できていません。
とは言え、全社員が共感できるものしたいと思いつつ…不安がないと言ったら嘘になってしまいます…。そんな感じです。
【業務効率や自動化を試行】
本来の流れから言えば、しっかりとした【当社DXの定義】を定めて、その定義の則りDXを進めることが筋だと思います。が、定義は考えつつ、DX推進室とともに他部門の業務の業務効率や自動化を並行して試行しています。それは、「進めてみないとわからないよね!進めてみて分かる事ってあるはずですよね」といった思いから始めています。
まずは各部門の業務フローを可視化することから始めました。いわゆるAs-Isの見える化ですね。それは、他部門にとって、自分の業務の時間を削って取り組むことで、業務が増えるということです。よほど前向きな方でないと協力してもらうのは難しいですよね。そこで、ターゲットの管理職を絞り、DXってこんな良いことがあるんだよ!と理解をしてもらい、また、その管理職からメンバーに思いを伝えてもらい、現在の業務の把握を行うことができました。そこから、業務効率化・自動化の観点を踏まえ、新たな業務フローを作成しました。
これから、新業務フローのレビューに入りますが、実装可能かはこれからになります。
いまは、冒頭にも言ったとおり、生まれたてのよちよち歩きの状態です。
歩みはカメさんようですが、これからは、スピード感を持って10年後にDXが根付いた風土を持った会社を作り出す基礎を固めていきます!

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