博士外国人留学生に向けたキャリア支援~秋田大学様 国内就職内定者の声~
参考:博士外国人留学生に向けたキャリア支援~秋田大学様での事例~
インタビュアー:このたびは内定おめでとうございます。まずはAさんのご経歴を教えてください。
Aさん:私はウズベキスタン出身で、ナヴォイ州立鉱山研究所にて冶金学を専攻し卒業しました。卒業後はナヴォイ鉱山冶金コンビナートに入社し、プロセスオペレーターや化学エンジニアとして勤務しました。その後、精製工程での経験を通じて、環境への影響を減らすことの重要性に気づき、この分野の研究を進めたいと考えて退職、母校の大学院修士課程で金の浸出効率を高める新技術を研究しました。修了後は同研究所の助手として教育・研究に従事し、さらに博士課程へと進学しました。その後、より良い研究環境を求めて2022年に秋田大学大学院国際資源学研究科博士後期課程資源学専攻へ進学し、2025年9月に修了しました。
インタビュアー:内定先の企業と志望理由を教えてください。
Aさん:内定先は日系大手非鉄金属メーカーの研究職です。5年の実務経験を活かし、人材紹介会社を通じて中途採用枠で応募しました。
当初はアカデミアの道も検討していましたが、企業では自分の研究成果が製品やサービスとして社会に還元される点に魅力を感じ、民間企業を志望するようになりました。特に内定先の企業理念と私の研究テーマである「環境負荷の最小化」が一致していたことが、志望理由の大きな決め手でした。
インタビュアー:就職活動の進め方と、当社のサービス活用について教えてください。
Aさん:9月入学・修了のため、博士後期課程2年次が終わる7月頃から就職活動の準備を始めました。まず、秋田大学で実施された御社(WAS)のキャリアコンサルタントによる就職活動ガイダンスを受講し、日本の就活の流れや重要なポイントを理解しました。
その後はWASのキャリアコンサルタントによる個別カウンセリングにて自己分析や和文履歴書・職務経歴書の作成支援を受けました。博士後期課程3年次に入った11月頃からは、ガイダンスやカウンセリングで紹介された求人サイトや人材紹介会社に登録し、応募を開始しました。
応募書類作成では、企業視点での表現方法や募集要項の理解ポイントについて指導を受けました。選考が進むにつれ、研究関連の質問への対応準備や模擬面接も繰り返し実施し、1年間で計17回のキャリアカウンセリングを経て、卒業直前に内定を得ることができました。
長期にわたる就職活動の中で、専門的なアドバイスを受けながら計画的に準備できたこと、そして相談できる相手が常にいたことが大きな支えとなりました。すべての支援を英語で受けられたことも良かったです。WASのサポートには心から感謝しています。
インタビュアー:後輩の博士後期課程留学生へのアドバイスはありますか?
Aさん:まずは日本語力の強化です。私も就活当初は挨拶程度の日本語力しかなく、面接やSPI試験には大変苦労しました。できるだけ早い段階からテスト対策を始めることを強くお勧めします。また、大学や外部のキャリア支援サービスを積極的に活用することも重要です。就職活動は長期戦になることも多いため、キャリアコンサルタントに相談しながら進めることで、モチベーションを維持しやすくなります。
インタビュアー:今後の抱負をお聞かせください。
Aさん:新しい職場で自分の研究を産業に応用し、将来的にはリーダーシップを発揮して社会に貢献したいと考えています。特に日本の協働的な職場文化やグループでの意思決定プロセスは、自分の成長に大きくつながると感じています。
インタビュアー:新たなフィールドでの益々のご活躍を心から願っております。ありがとうございました。

▲研究活動に勤しむAさん
博士外国人留学生は年々増加傾向にありますが、言語の壁等で、卒業時にはやむなく日本を離れる方が少なくないようです。語学面、また、博士人材ならではの専門性もあいまって学内では支援が届きにくいといったケースに、是非とも当社サービスをご検討ください。
サービス例:
● 博士外国人留学生向け就職活動ガイダンス
● 博士外国人留学生向け個別キャリアカウンセリング
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