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書籍『インバウンド・ビジネス戦略』と出版記念セミナー(9/20)

2019/09/04

社会連携企画部グローバル事業支援チームの桑原です。
当チームでは、教育研究における支援を通じて、大学のグローバル競争力強化に貢献することを目指して日々業務にあたっています。
私自身は現在、主に、早稲田大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)の国際認証取得支援を担当していますが、その他、インバウンド・ビジネスに関する新たな取組みを始動しています。

今や、訪日インバウンドに関するニュース・報道を目にしない日はありませんが、「今後の日本の持続的な発展に必要な産業やビジネスは何か」と考えていた2年前、ビジネススクールの先生に、21世紀の成長産業と言われるツーリズムに関する研究や人材育成の可能性についてご相談に伺いました。

先生の「やってみよう!」という一声から、学者や実務家をメンバーとしたインバウンド・ツーリズムの研究会(自称:お茶会)を重ね、この度、晴れて『インバウンド・ビジネス戦略』(日本経済新聞出版社)が刊行されました。本書は、日本における今後のインバウンド戦略においては5つのパラダイムシフトが必要であるという提唱を基軸に、ツーリズムを考察する視点、ツーリズムのイノベーション、ツーリズム生態系のICTプラットフォーム、ツーリズム・コンテンツとストーリー戦略などの理論・手法に加え、アジアやヨーロッパのエリア事例、富裕層ツーリズムや統合型リゾート(IR:Integrated Resort)などのテーマ事例を紹介しています。

また、私が担当させて頂いた「第15章ツーリズムリーダー育成の現状と今後」では、国内外の高等教育機関のツーリズム関連教育プログラムの比較を通じて、日本におけるツーリズムリーダー育成の課題と目指すべき姿について考察しました。

日本では、長らく「観光の経営人材とその育成機関の不足」が指摘され、2018年4月には一橋大学と京都大学でホスピタリティや観光分野の修士課程の経営系プログラムが開講しましたが、欧米や近隣の中国や韓国と比較しても経営系のプログラムは量・質ともにまだまだ課題があります。今後日本では、ツーリズムおよびホスピタリティ産業の経営系プログラムの充実、特に、ホスピタリティ産業に特化したプログラムや、ホスピタリティ産業の中でも個別の産業としての認識が定着していない「MICE」、「イベント」、「フード&ビバレッジ」のマネジメントプログラムも今後のグローバル観光には不可欠です。また、個別の科目としては、これまでの日本における議論から抜けている「異文化マネジメント」のコンセプトの導入や、ICT/デジタルテクノロジーへのリテラシー強化も必要ですが、今回の考察を、今後の人材育成プログラムにつなげていきたいと考えています。

9月20日(金)には、『インバウンド・ビジネス戦略』出版記念セミナーが開催されます。上記、書籍コンセプト・内容について著者よりご紹介するとともに、今後の研究のパートナーシップのきっかけづくりを目的とした懇親会も開催致しますので、インバウンド・ビジネスに少しでもご興味のある方は、是非、ご参加下さい!お待ちしております。

【書籍のご案内】

『インバウンド・ビジネス戦略』(日本経済新聞出版社)https://www.nikkeibook.com/item-detail/32283
池上重輔監修(早稲田大学大学院経営管理研究科教授)早稲田インバウンド・ビジネス戦略研究会著
2019年6月27日発売

9月7日(土)日本経済新聞の朝刊書評欄に掲載されました!!
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO49504540W9A900C1MY7000/ 

【9/20(金)セミナー開催のご案内】

『インバウンド・ビジネス戦略』出版記念セミナー
日時:2019年9月20日(金)18:00~20:30
場所:早稲田大学 国際会議場 井深大記念ホール
※詳細は、下記案内サイトをご参照下さい。
https://www.waseda.jp/inst/cro/?p=4529&preview=true

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