カンボジア シェムリアップ視察に行ってきました!
こんにちは、マーケティング室です。
3月下旬にカンボジア・シェムリアップを訪問しましたので、ご報告したいと思います。
今回のカンボジア訪問の目的は、2020年に催行が決まっていたにも関わらず、コロナの影響で中止となっていた当社オリジナルの学生向け海外研修の再開に向けた現地視察と新たな素材発掘です。
今回はカンボジアの社会や文化、歴史、経済などを背景に、現地で熱い思いを持ちながら働く日本人の皆様とお会いする機会を多く持つことができました。
●アンコールワット修復現場に見る国際協力
長年アンコールワットの修復工事に携わられている上智大学の三輪悟先生との対談と修復現場視察は大変貴重な経験でした。
カンボジアでは、多くの国や団体が支援活動を行っています。
アンコールワット遺跡群の修復支援もその一つです。
遺跡修復と言っても、ただ「直す」だけではありません。
現地で長年「カンボジア人によるカンボジアのための保存修復」の哲学をもって修復活動に携わられてきた方々の想いと経験を学び、現場を訪れることで、「国際協力」について改めて考えさせていただきました。


●リエンポン村で学ぶ人道支援の形
その後、リエンポン村というシェムリアップ郊外の村を訪れました。
そこで村の子ども達の為に小学校を建設し運営を行っている「Share the wind」代表の内田様からお話を伺いました。
カンボジアでは日本の支援により多くの小学校が建てられています。
しかし、実態として現地の人にとって子どもは貴重な働き手、学校に通わせる余裕がなくそのまま廃校となるケースも少なくありません。
村の子ども達が小学校に通えるよう、生活の基盤を整え、どのようにすれば子ども達が学びを止めることなく大人になっていけるかを現地の人と一緒に考え、自立を促すことが人道支援の本質だと学び取りました。


●現地で活躍する日本人から得られるエネルギー
また、19歳で一人カンボジアに渡り、胡椒のおいしさに魅せられ、現在胡椒ソムリエとして胡椒専門店と胡椒を使ったメニューを提供するカフェを経営されている木下澪那さんにもお会いしました。
異国の地で、25歳という若さで、経営者として試行錯誤しながらもご活躍されている姿と、その経験談に触れられる機会は、日本で簡単に得られるものではありません。
澪那さんからあふれる魅力とエネルギーは、ぜひ日本の学生さんにも感じていただきたいです。

●学生向けの研修として企画を開始
カンボジアには、今の日本の大学生に不足しがちな人間の根源となるエネルギーや学生のグローバルリーダーシップ力、異文化コミュニケーション能力を育成するための研修を行う土壌が揃っており、かつ現地の人々との交流や実践的な体験がそれらの育成に重要であるということを再認識しました。
今回の視察を受けて、よりよいプログラム再構築のため早速企画を進めています。
私たちは、異文化理解やグローバルな視野を持ち、開かれた心で世界に向き合い、共に成長していくことが必要であると感じています。
今後も、学生たちが世界の市民として自己実現を果たすための手段を提供し、彼らの可能性を最大限に引き出すことができるように努めていきたいと思います。
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