導入事例case

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ライティング・センターの「オンライン・セッション」について

2020/10/10

グローバルエデュケーションセンター(GEC)運営チームは、早稲田大学からの委託を受け、グローバルエデュケーションセンターの基盤教育の4部門(アカデミック・ライティング、数学、データ科学、情報)をサポートしています。主に各部門員会の運営支援、TA管理業務、GECコンピュータルーム業務、新入生スタートアップ講座運営支援、ライティング・センター受付業務を行っています。

文章作成支援機関「ライティング・センター」

学術リテラシー事業部GEC運営チーム福田です。今回はライティング・センター受付業務について御紹介します。
ライティング・センターは、学生が自分自身の力で文章をよりよくすることができるように文章作成の支援を行う機関です。
授業期間中、文章指導の専門教育を受けたチューター(学内の大学院生)が学生に「対面」で指導を行っています。
日本語、英語のチューターがいるため、検討する文章の言語や話す言語の種類に応じて指導を受けることが可能です。
セッション(文章指導)は1回につき、45分。利用には事前予約が必要ですが、当日空きがあれば受付で手続きをして利用できます。

通常であれば、利用者であふれるライティング・センターも、今年の春学期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により
大学構内への立ち入りが制限されたことに加え、45分間の対面セッションは濃厚接触にあたるため、対面のサービスを
停止せざるを得ない状況となりました。
一方で、昨年度と同様にサービスを利用したい学生の声も数多くあり、教職員が検討した結果、春学期は対面と同等のサービスを
オンラインで行う運用となりました。

オンライン・セッションへの実施に向けて

これまでライティング・センターでは、受付情報、検討する文章、アンケート、セッション実施記録は全て紙媒体を利用しており、
セッションも対面で行っていたため、すべてを電子化、オンライン化する必要がありました。
GEC運営チームでは、早稲田大学で利用している以下のシステムを複数組み合わせることでオンラインでのサービスを提供できることを
提案し、約1か月間で構築を行いました。

・個別指導予約システム(セッションの予約)
・MyWaseda 受付フォーム(受付情報、検討する文章の提出、アンケート)
・BOX(学生の検討用文章、セッション実施記録を格納)
・UnitBase(セッションの利用者管理、学生へのメール自動送信等)

オンライン・セッション運用改善と秋学期の対面指導再開について

対面からオンラインに指導方法が変更となることに伴い、事前に教員や職員の皆さんと検討しオンライン上での個人情報の取り扱いや
セッションの注意事項等について、受付フォーム内に記載することで学生が納得してセッションを受講できるようにしました。
また、ネットワーク接続不良やシステム障害発生に伴いセッションが受講できなくなった学生についてもコメント付きの文章を送付するなど
運用方法をあらかじめ決めておくことで、スムーズに案内することができました。

授業期間中も常に教員や職員の皆さんと改善を行うことで、例年よりも開室日数は少なかったのですが
利用率は73.2%(昨年度は70.2%)と高く、学生の皆さんからもアンケートでオンライン・セッションを利用してよかったと
高い評価をいただきました。
コロナ禍においても学生の皆さんの学びを支えることができ、チーム一同嬉しく思っております。

今年の秋学期は、ライティング・センターでは春学期に実施してきたオンライン・セッションに加え、対面での指導も再開します。
対面指導の再開にあたり、感染防止のためのレイアウト変更やパーティションの設置、消毒液等の確保に加え、
来訪者にもわかりやすい掲示物の作成などの準備をすすめています。
引き続き学生の皆さんが、対面、オンラインのどちらでも安心して利用できるようなサービスを提供していきたいと考えております。

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