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【開催レポート】「映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』公開記念!科学の力で絶望を突破せよ。宇宙トークショー&実験ワークショップ」を株式会社早川書房と実施しました

2026/06/04

 社会連携企画部学びデザインチームは2026年4月5日、株式会社早川書房様との共催で大ヒット映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をテーマとしたトークショーと実験ワークショップを実施しました。
 科学コミュニケーター・本田隆行氏と、原作小説担当編集者によるトークショーに加え、物語のベースとなる「科学的な試行錯誤」を、参加者が実際に手を動かして追体験できるワークショップとして構成しました。
公式から配布された3Dプリンタ用データで急遽出力したグレース人形とロッキーがお出迎え
科学コミュニケーター×担当編集者による、宇宙を語るトークショー

 本田隆行氏は小惑星探査機「はやぶさ」ミッションにも携わった経験のある科学コミュニケーター。作品内に登場する科学的描写の妥当性や、異星人とのコミュニケーションのあり方について、専門的な視点から語ります。
 トークショーに参加しながらチャットで質問を送信できる仕組みのため、ひっきりなしに質問や感想が飛び交い、宇宙の現在、これからの宇宙開発、原作のSF設定への疑問、映画の演出と現実の違い、おすすめのSF作品から早川書房への復刊希望まで盛りだくさんの内容となりました。
 誰とどのようなコミュニケーションをとるかは、宇宙という極限状態に置かれた人にとってとても重要だという、科学コミュニケーターならではのコメントで第1部は終了。「人間は弱い生き物だけど、過去を引きずり、未来に希望を持てる知恵があるからこそ、徒党を組んで知恵を出し合って生き延びてきた、ロッキーたちもきっとそうやって生きてきて、そして宇宙で出会った」というお話が印象的でした。

防護服を1時間着たらどうなるかを、体を張って実証した経験を語る本田さん(右)

ここはどこだ? 物語を追体験する「実験ワークショップ」

 残念ながら映画ではバッサリ割愛されていましたが、原作の魅力の一つには、何もわからない主人公が計測を始め、徐々に事実が判明していくプロセスがありました。その計測を、我々も実際に体験してみよう! ひとつは、物語の冒頭で重力を計算して「ここは地球ではない」と悟る場面。もうひとつは、後半でエイドリアンの地平線の真上にあるアストロファージの雲の高度を三角法で割り出す場面。このような場面に自分が遭遇したとして、2つのワークを行います。
 偶然座った席からグループのメンバーが決まり、それぞれ呼ばれたい名前を名札に書いてスタート。ここは宇宙船! 資源が限られています。身の回りの道具から振り子を作って重力を計算したり、糸やおもり、分度器を使って天井の高さを割り出したり。物理が苦手な人も、まだ習っていない中学生も、工夫を凝らしてみなさん真剣に取り組んでいただきました! 自分で実際に計測して計算し、事実を割り出すことをみなさんが楽しんでくださったことは本当にうれしいことでした。

 測定、そして計算! 計算した結果、どうやら地球じゃない場所にいるらしいチームも……

参加者の声
  • 「宇宙関連の知識がまったくない状態で参加しましたがトークショーもワークショップもとても楽しかったです!! 初心者でも難しいなと思わずに楽しむことができました」
  • 「質問できるシステムや、かなり自主性に任せていただけた実験など、参加型でとても楽しかったです。即席チームで行ったのも宇宙飛行士みたいでよかったです」
  • 「久々に物理実験をして、失敗は必要だと認識できました」
  • 「グレースのように軽快な本田さんのトークとユニークな実験で、老若男女が楽しめる素晴らしいイベントだと思います」
  • 「JAXAの事例など具体例を交えた説明により、抽象的な概念も自然と腑に落ちる形で理解することができました」
  • 「久しぶりに知的好奇心を刺激されて最高のイベントでした!」
実施概要

開催日時: 2026年4月5日(日)13:30〜16:00
場所:LMJ東京研修センター(東京都文京区本郷1-11-14)
主催・共催:株式会社早稲田大学アカデミックソリューション、株式会社早川書房
ゲスト: 科学コミュニケーター 本田隆行氏(https://www.sc-honda.com/
テーマ: 映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』公開記念トークショー&実験ワークショップ

 参加者一人ひとりが科学的な試行錯誤を楽しみ、知的好奇心に満ちた熱気あふれるイベントとなりました。ご来場いただいたみなさま、ゲストの本田様、そして共催の早川書房様、本当にありがとうございました。

 本プログラムは、「早稲田こどもフィールドサイエンス教室」を運営する社会連携企画部学びデザインチームが企画運営いたしました。当社は今後も、みなさまの科学をはじめとするあらゆる学びを応援するプログラムを実施してまいります。イベントの共催、学校での実施など対応可能ですので、お気軽にご連絡ください。

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