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スチューデントジョブ活用事例:WPO学生プロジェクトの成果報告会を開催しました!

2024/02/16

こんにちは、学術リテラシー事業部 WPO運営チームです。
早稲田大学の総合窓口である、「早稲田ポータルオフィス(以下「WPO」)」を運営する当チームでは、現役の早稲田大学生(約35名)を非常勤スタッフとして雇用しているのが特長です。今回は2023年12月に実施した、学生プロジェクトの成果報告会の様子を今年度、入社2年目となる私がお伝えします。

 

学生プロジェクトとは?

早稲田大学では学生を「大学を支え、進化させる一員である」という考えのもと、学生参画の推進によって教育・研究活動の充実を目指しています。(詳しくはこちら)そこで当社では、学生目線のアイデアや提案を活かした業務改善・他者貢献の活動を「学生プロジェクト」と位置づけ、スチューデント・ジョブを活性化するための工夫としてスタッフ育成に取り入れています。
プロジェクトのリーダーは学生スタッフがつとめ、当社社員は各プロジェクトの学生をマネジメントする立場から携わります。

2023年度は約半年をかけ、以下3プロジェクトが行われました。

①学術的文章の作成を支援する、ライティングセンターの利用促進
②ラーニングコモンズの活用
③留学生に向けたWPOオフィスの改善

私が初めて担当したのが②ラーニングコモンズの活用に関するプロジェクトです。早稲田大学には「W Space」と呼ばれるラーニングコモンズが複数個所ありますが、そのうちの1つであるW Space19-2(共創館)はグループ学習に適した設備を多く備えているにも関わらず、活用されていないという課題がありました。
そこで発足したのが、共創館の特徴を活かした利用の促進を目的としたプロジェクト、題して「共創館育成プロジェクト」です。プロジェクトメンバーは利用時間調査や共創館受付スタッフの意見から得られた気づきをもとに、利用者に向けたPR活動や施設の環境整備・改善に取り組みました。メンバーからは絞り込むのに悩むほど沢山の施策アイデアが出され、掲示物の設置場所を工夫したり、WPOの公式X(旧Twitter)を活用したりと、学生としてW Space利用者側の視点を生かした施策を実施しました。結果として、利用者数の増加と施設設備の活用につなげることができました。

成果報告会の様子

学生プロジェクトの活動内容を報告する場として、2018年より毎年開催しているのが「成果報告会」です。2023年度はオンラインも含め、約70名の大学関係者の皆様にご参加いただきました。
成果報告会では各プロジェクトより1名登壇し、約15分間の発表を行いました。発表者の皆さんは少し緊張している様子もありましたが、マイクを握ると沢山の大人を前にして非常に堂々と発表をやり遂げてくれました。この日のために各プロジェクトが作成したスライドにも随所に工夫が凝らされ、力作揃いでした!
「共創館育成プロジェクト」は想定した通りの成果に結びつかなかった点もありましたが、そこから得られた気づきを新たな提案としてまとめ、新年度からの運用改善に反映する予定です。発表後の質疑応答ではプロジェクトメンバーも登壇し、協力して質問に回答する姿が見られました。

参加者からの声

ご参加いただいた大学関係者さまからの総評では、「学生の視点でないと気がつかない課題点が指摘されていて感心した」「プロジェクトの取り組みの中には、現在自分たち大人が行っている業務でも重要視していることが含まれていた。社会に出た後も色々な仕事につながることを実行できている」といったコメントや、もう一歩踏みこんだ施策を行うためのアドバイスなど、今後のプロジェクト活動にもつながるフィードバックをいただくことができました。
今回、学生プロジェクトに参加した学生スタッフからは、「答えのない課題に対してメンバーと協力して取り組む経験が将来役立つと思う。ぜひ他の学生スタッフにも参加してみてほしい」「皆で意見を出し合いながら、新しいものを作り上げる楽しさを実感した」といったプロジェクトに対する強い達成感と満足感がうかがえる声があがりました。

この半年間で、課題について自ら深く考え抜き、そしてそれを実践する踏み出す力を養った学生スタッフがより頼もしく感じられるようになりました。私自身も、プロジェクトのリーダーと発表資料の推敲を重ねたことが印象に残っています。プロジェクトの成果をより分かりやすく伝えようと模索する時間は、課題を多角的な視点で見つめ直し、言語化する力になりました。今回プロジェクト活動を通じて学生スタッフから得た刺激を業務へつなげていきたいと思います。


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