導入事例case

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研究支援サービスとしてのURA業務

2024/04/02

当社は、大学のグループ会社だからこそなしえる研究支援サービスを各大学様に提供しています。
今回は、関東圏にある総合大学A大学様に研究支援サービスとして提供した研究戦略推進支援、プレアワード※1および研究広報に関するリサーチ・アドミニストレーター(URA※2)業務の事例をご紹介します。

導入前の課題・ニーズ

A大学では、URAの人員不足を解消するために、URAが行っている業務の一部の外部委託化を検討しているとのご相談を、A大学の研究推進部門の職員様からいただきました。A大学ではURA業務の外部委託が初めてだったこともあり、ご相談いただいた際は業務範囲や業務仕様が不明確な状態でしたが、当社のプロジェクトマネージャーが職員様にヒアリングし、競争的資金への申請状況や現状課題の洗い出しを通じて外部委託が可能な範囲を整理しました。これによって外部委託の業務仕様が明確になり、受託に至りました。

導入事例の概要とお客様の声

今回、A大学から受託した業務は主に、研究戦略推進支援(①研究力分析)、プレアワード(②競争的資金申請書の添削、③競争的資金申請に関する相談)および研究広報(④研究プレスリリース添削)でした。
いずれの業務も、業務内容に関する専門性だけでなく、大学のグループ会社として有する大学組織・風土に関する豊富な知見を活かすことで「大学特有の顧客満足度」を意識し、先生方や職員の皆様のニーズを踏まえながら各サービスを提供しました。

とりわけ②競争的資金申請書の添削業務の中でも、科学研究費助成事業(科研費)※3の計画調書添削業務においては、同時期に複数作業依頼が想定される計画調書の添削品質を担保するため、社内で経験やノウハウのあるスタッフで構成される横断的なプロジェクトチームを組成しました。
担当スタッフは、計画調書の提出スケジュールと各種目の評定基準を基に、「学術的価値」や「研究計画の妥当性」に関する論理構成に踏み込むだけでなく、当該研究分野の動向を加味して添削を行いました。

その結果、複数案件が採択につながっただけでなく、事後顧客満足度アンケートでも、「実践的なアドバイスで改訂しやすかった」、「第三者目線で見て頂くことで、審査員に伝わらない所がはっきりした」、「アドバイスが批判的ではなく、モチベーションを上げるようなコメントだったのでよかった」といった評価をいただきました。

引き続き、当社は大学事業会社として、各大学様にご満足いただける「研究支援サービスとしてのURA業務」を組織としてご提供し、研究推進に貢献できるよう取り組んでまいります。

※1 プレアワード:主に競争的資金において、研究プロジェクトの企画から申請に至るまでの業務を指す。
※2 URA:University Research Administratorの略称。研究支援を担う専門人材であり、各大学への配置が進められている人材の名称。
※3 科研費:科学研究費助成事業の略称。独立行政法人日本学術振興会が実施しており、学術研究(研究者の自由な発想に基づく研究)の発展を目的とした競争的資金のこと。

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